エコカー減税はエコか?
って駄洒落を言いたいわけじゃない。
このお題で検索してみると、廃車ドッコ・コムというページの岐阜大学自動車部のコラムにこんな記載を見つけた。
『環境にとって、私たちが最も悪影響を与えるのは、今まで乗っていた車を処分し、新しい車に乗り換えたその瞬間です。究極のエコカーとは、故障した個所をきちんと修理して、オーナーに長年大切に使われている車のことではないでしょうか?最新技術の新しい車を良しとし、大切に乗られてきた古い車を悪とする。このような良くない風潮を自動車社会に生み出したのが、エコカーだと私は思います』
ボクもこの意見に賛同する。
もちろん燃費は良い方がいい。けれども少しの燃費差のために次々とハイブリッドカーを乗り換えるのはまったく地球に優しくない。むしろ新車は増税して、中古車を減税して欲しい。新車はこれから作る車だけど、中古車はすでにできている車。それを長く乗った方が新車一台を作るときに消費されるエネルギーや排出されるCO2を減らすことができる。
住宅も同じ。
家が足りてないわけじゃないのに、住宅ローン減税で新築を推進するのは環境には優しくない。むしろ中古住宅の補助金や税控除を導入した方が空き家問題解決の糸口になる。高級マンション等を購入する人たちはお金に困ってない人たちだから減税なんて必要ないとボクは思う。
そのためには、税金や補助金だけではなく、中古住宅の検査方法や性能表示を標準化して、不良物件を掴まされないような方策が必要だけどね。
加えて、リフォームに特化した減税も実施すれば、空き家は少しずつ減少していく。
いまあるものを大事に使う。
これがエコの始まりだと思うボクです。
もっとも、それでは経済は回らないという意見が多いのだろうなぁ。

写真は庭先に植えた玉ねぎ

そろそろ食べてみようかなあ。
葉ごと食べられるんだよ(^з^)-☆
今日も皆さまの周りが笑顔でいっぱいになりますように(願)

この記事へのコメント
こういう発想よく分かります。
ただ、メーカーに勤務する人間として、それでは困るというのも正直なところです。人間が文明的な生活を送ろうとすると、必ず環境破壊に多かれ少なかれ繋がります。更に、経済発展も大事ですからね。
とはいえ、SDGsの世界、社会全体で発想を変えていかないと駄目な時代は来ていますね。
愛車のことである。」なるほど、なるほど。
車に縁のない私には目からうろこの逆転の発想です。
確かに、本当のエコは、リサイクルの分野に
見出すべきものなのかも知れませんね。
車の場合はどうか分かりませんが、住宅のリフォームは、
需要の望める将来性のある分野じゃないでしょうか。
よく考えてみたらそうですよね。
我々はCMにのせられて、そういう視点が足りないのかも。