父親とじいちゃんの違いについて考える

ボクの父は昭和一ケタ生まれで、子どもの頃、それはそれは怖い存在だった。

怖くてまともに口もきけないほどで、何かしでかしたら「怒られるかもしれない」という思いがいつもよぎっていたように思う。


やがてボクと4つ上の兄も大人になり、兄は結婚して子どもを授かった。

初孫の誕生である。

じいちゃんになったボクの父と言えば・・・

そう、他のじいちゃんと同じように孫の前では目じりは下がり、孫が実家にいる間は寄り道もせずに真っ直ぐ帰ってきて、孫のご機嫌を取っている。

それはボクに子どもができたときも同じで、3歳くらいの一番かわいい盛りの頃、このじいちゃんは意外な才能を発揮する。

子どもと遊ぶのが上手なのだ。

ちなみにボクもおそらく兄も、そんな風に父と一緒に遊んでもらった記憶はほとんどない。

何かを一緒にやろうとしても、

「なんでそんなこともできないんだ!」

って、叱られるのがオチだった。

特にスポーツ系は徹底的にやられた。


あーあ、あのガンコ親父も世間と同じように好々爺になっちゃって、なんか裏切られた気分だなあ。

なんてボクは思っていた。

そんな父と一緒に今年もスキーに行った記事は前に書いたけれど、孫を指導する父は実にうまい。

決して怒鳴らず、やさしく声をかけてほめてやり、ペアリフトでは孫に肩をまわして安心させてやっている。

画像


孫と接する父を見ていて、考えたことがある。

父は我が子にできなかったことを孫にやろうとしているのではないだろうか、と。

ただ甘やかすだけではなくて、どうすれば過酷な自然環境の中で行うスキーが楽しいと感じてくれるのか、またやりたいと思ってくれるのか、それを真摯に考えての行動なのではないかと。

ボクは学生の頃にスキー学校でアルバイトをした経験があって、曲がりなりにも「スキーの教え方」を教わっている。

だから我が子に接するときもわりと感情的にならず、他の子どもたちと同じように接することができる。

一方、父が若い頃、すなわちボクが小学生の頃、父にはそれができなかった。

叱られて泣かされて、「もう二度とスキーなんかやるもんか」って思ったくらいだから。

そんな父は未だに進化し、去年はスキーの認定指導員というものになったらしい。

父は昭和9年生まれだ。

父の70年以上の経験が孫たちへの接し方に現れていると思うと、父から学ぶべきことは今でもたくさんあるんだなあと思えたら、親父がとても愛おしく感じた。

そして今でも前向きな父をボクは尊敬している。

やっぱり年齢には叶わない、と改めて感じた今回のお正月でした。

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この記事へのコメント

oriverさんへ koji
2012年01月21日 06:04
そうなんですよ。
父は超えられるものじゃないんだと思います。
例えば年収で超えた、とか小さく比べたらあるのかもしれないけど、時代が違うからね。同じ土俵では相撲を取っていないいない訳で。

さすがoriverさん、分かってる。
ボクはね、かっちょよくて聞き分けのないじーちゃんになりたいんだなあ(笑)
姫ママさんへ koji
2012年01月20日 18:45
普段は離れて暮らしていて、圧倒的に親不幸してますからね。

こんなときくらい、ちょっとでも親孝行できればって思っています。

今回の帰省ではボクたちが帰ったら、両親はさすがに疲れたみたいでしたよ。
eisuiさんへ koji
2012年01月20日 18:42
おっしゃるとおり、時代の違いは大きいですよね。

男の子は厳しく育てる。
確かにそうでした。

いま思うと戦後からずっと生きることに必死だった世代なのですよね。

やっぱりスゴい、かなわないなって、思います。
では今の父親には何ができるか。
それがボクの宿題です。
2012年01月20日 12:45
親を超える日。
父息子にはあると聞くけれど、本当はその経験値と知識は親が健在である以上ずっと蓄積されていく訳で・・・
超えられるものじゃないんですね♪
ただ、お父様はスーパーじーちゃん!!!
kojiさんは超えようとなんて思っていないでしょうから、是非同じレベルになるまで追いかけて下さい(*^_^*)
かっちょい- じーちゃんになって下さい♪
2012年01月19日 10:52
こんにちは^^

子供と孫は違うって言いますものねェ。
子供には一人前の大人に育てていくという
責任があるから厳しくなっちゃうんですよね。
家族の為にいろいろがんばらなくちゃならなしね。

孫はその点責任はないから~・・・ってことかなぁ。

自分の子供には出来なかったことを
孫にしてあげるってことなんでしょうね。
心にも余裕が出来るし。

親子3代でスキーを楽しめるなんて、
ホント!!素敵です。
2012年01月19日 00:57
kojiさん こんばんは~♪
昔の父親は男の子は厳しく育てるものと思っていました!
孫の教育には責任が有りませんから。。。

kojiさんは御父様に 
お孫さんと遊ぶ時間をプレゼントして親孝行(*^^)v
御父様は スキーの認定指導員になって
御孫さんに 最良の指導をしてくれる
素敵な御家族ね~~~(^.^)/~~~
ヤスさんへ koji
2012年01月16日 22:29
そうですか、今日はお父上の命日でしたか。

これも何かのご縁ですね。

合掌


確かに子どもの頃に怖い存在の父がいたのは、ありがたいことだとボクも思います。
2012年01月16日 08:59
私も父親は怖い存在でした。
よくひっぱたかれた、、、よその子も含めて。
悪い事をすると、あのオジちゃん(父のことです)が来るぞと言えば、大人しくなる事が多かったようでした。
でも怖い存在も有って良かったと今は思っています。
今日はたまたま父親の命日なので、感謝を込めて思いを運んでいます。
父親を尊敬できるっていいですね。

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