ちょっとホッとするコラム(略してホッコラ)

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zoom RSS レンガ職人の話を考える

<<   作成日時 : 2012/07/22 07:04   >>

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イソップ寓話「3人のレンガ職人」

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、
一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。
旅人はその男のそばに立ち止まって、

 「ここでいったい何をしているのですか?」

と尋ねた。

 「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。
  朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。
  あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、
  風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。
  腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

 「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、
  まったくついてないね。
  もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。
先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。
旅人は尋ねた。

 「ここでいったい何をしているのですか?」

 「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

 「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

 「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。
  ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。
  俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べて
  いくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ。」

旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

また、もう少し歩くと、
別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

 「ここでいったい何をしているのですか?」

旅人は興味深く尋ねた。

 「ああ、俺達のことかい?
  俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

 「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

 「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!
  素晴らしいだろう!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、
また元気いっぱいに歩き続けた。


このお話は、自己啓発系セミナーでしばしば登場する例文らしい。

最初の職人は給料をもらうのが目的。
彼はただ毎日レンガを積んでいるだけで、それが何になるのか考えもしない毎日を送っている。
学生時代のアルバイトとかは、ここから始まるかな。

2番目の職人は給料+大きくて丈夫な壁を作ると言う責任感があって、家族のためにがんばっている。
きっと日本のサラリーマンの多くはここの認識だろうと想像する。

一方の3番目の職人は立派な大聖堂を作ると言っている。素晴らしい仕事だと。
彼はこのレンガが大きな壁になり屋根ができて、やがてたくさんの人々が集まってくることまで見えているだろう。


セミナーでは、同じ仕事をしている人でも物事の捉え方によって、やる気も仕事の結果もまったく変わってきますよ、と伝えたいところだと思う。


今日はそれからもう一歩、掘り下げて考えてみたい。


まずは出会った職人の視点を比べてみる。

何を作っているか?

最初の職人はただ、レンガを積んでいる。

2番目の職人は、大きな壁を作っている

3番目の職人は、立派な大聖堂を作っている


そして3番目の職人がレンガを積む意味を考えてみる。


彼は大聖堂という建物をとおして人々の幸せに関わりたいのだから、仕事は壁を作ることでも、屋根を作ることでもペンキを塗る人でもいい。
大聖堂でオルガンを作る人でもいいし、なんなら歌を歌う人でもいい。
キリスト様の像を作ってもいいし、聖書を分かりやすく解説する人でもいい。
大聖堂を作るための仕事でもいいし、それを運営する仕事でもいい。

人々が祝福を受ける場所、悲しみを払う場所を提供することに貢献したいだけ。



ボクは考える。

大事なことは仕事の種類ではないんだな。

彼は人々を幸せにすることに関わりたいだけで、自分ができることを精一杯やればいいということを知っている。



どんな仕事でもその仕事を面白くしてしまう人たちがいる

最初から面白い仕事が存在する訳ではないんだ。

そして楽しそうに仕事をしている大人が近くにいると、子どもたちはその仕事にあこがれ、そういう大人になりたいと願うのだと思う。


もし子どもたちが夢を持てないとしたら、それは僕たち大人の責任かもしれない。


大人になんてなりたくない、と考える子どもがいたとしたら、それは僕たち大人の責任かもしれない。


だからボクは毎日、仕事を楽しみ面白がり、それと同じように生きることそのものを面白がって楽しんでいようと思う。




本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。 koji

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
ご無沙汰しています。
「物事の捉え方」
この言葉に強く惹かれてしまいました。
そうなんですよね。同じ事をしていても
どう、捉えるかで変わって来ますよね。
またまた、ハッとして、ホッとしました。
kojiさんありがとうございます。
yu-ari
2012/07/24 12:18
あ、この記事読んで思い出した事があるぅ。
うちの会社さ、学校へ納入するから製品の安全性に関していろいろ書類を出すわけ。シックハウスとかね。最近はさらに厳しくなって、了解して頂けるようあの手この手で対応するわけ。中にはめんどくさいとかこんなの本来必要ないとか言っちゃう人もいるんだけど、なんであろうと必要とあれば提出しなければならないでしょ。
そこで思った訳。学校で、もしシックハウスや疑われる成分で我が子に害が及んだら、やっぱり私は黙っていないだろうな、ってね。
結局は巡るって事で、どんな要望にも誠実に対応しましょ♪

って、こんなお話でした。
oriver
2012/07/24 12:36
物事をどう捉えるか。

目線をどの位置に置くのか。

鳥の目、虫の目。

ボクは最近、視点を上げることにとても興味がありますね。
yu-ariさんへ koji
2012/07/24 21:00
誰の視点で物を見るのか。
納入業者?
学校の先生?
親?
子どもたち?

いろんな視点から見ることができると、楽しめるかもしれないし、理解できることが増えるかもしれないよね(^^)
oriverさんへ koji
2012/07/24 21:03
いつも、気持玉を頂きありがとう、御座います。この、幸せを感じるコラム〜
こんな感じのブログ共感もてます。人は、一人では生きて生けない、昔がある
から、今がある、お互いに人と人が支えあって生きてきた、★金持ちになるた
め周りの人を犠牲にして働くよりも、平凡な暮らしで、目だたなくコツコツと
人のために働くことが、楽しさに、結び付くと思います。 
走れ!ミストラル
2012/07/25 13:44
当ブログに共感してくださり、ありがとうございます!!

本当に人はひとりでは生きられないと、つくづく思います。

同じようにこうしてブログを続けられるのも、気持ち玉やコメントをくださる皆様や遊びにきてくださる皆様のおかげ。

走れ!ミストラルさんはじめ、たくさんの皆様に感謝です。
走れ!ミストラルさんへ koji
2012/07/26 18:17
(*^o^*)コ(*^_^*)ン(*^ー^*)ニ(*^ー^*)チ(*^O^*)ワーー!

。。。いやぁ 私、この猛暑の中、弁当水筒持参でやってきましたよ〜〜
ヽ(*^m^*)ノムフフ意味不明?わかる人にはわかる。。。


kojiしゃん♪お疲れ様ですぅ ほんとまさしくこれは講習会講演会に参加してる感じでございます。ありがとうございます〜



一番目の人 たんたんと言われたことを黙々と仕事している 文句もありゃぁ 身体の不調も訴えりゃぁと自分で疲れるような状態で仕事してますね

二番目の人 そうですねぇサラリーマンの家庭持ちの人 家族のためにはがんばらねばって仕事をしてますよねっ とりあえずは元気だして頑張ってる

三番目のひと これは素晴らしい人ですよねっ尊敬します 真似したいと思うこともありますが尊敬はするけどなかなかこれは真似出来ないものです
どうしてそこまで出来るんだろう〜と眺めてしまうかもです

仕事の種類ではないんだ ←そうですよねっ本当にそう思います
((。_。)((。_。)ウンウン
なにをしたらいいかわからないまま仕事をして 楽しさを見つけてどんどん発想が生まれてますます仕事が楽しくなると目が輝いてきて 見ているほうもその輝きが伝わってきてこのような人になりたい と元気をもらいますよね♪


kojiしゃん♪はそのことをわかっててすべてにおいて毎日楽しんでいこうとしている事はすばらしいですね〜

でもkojiしゃん♪たまには 適当〜〜!!にもねっ(゚ー゚☆キラッ
ほい あじ丼
紫陽花
2012/07/27 13:58
手弁当でkojiの講演会にご参加くださり、ありがとうございます(笑)

ボクの仕事?
まずは納期優先。
60点でもいいから、納期前に出す。
するとね、誰かが教えてくれるんだよ。
「ここはこうした方がいいんじゃない?」って。
それを参考に、自分で考えて修正すると次は80点になる。
まだ本当の納期には間があるから、少しずつ100点に近づくんだよ。
面白いでしょ(^^)。


萩本欽一さんの言葉を思い出しました。
「やりたい仕事なんか来ない。だから与えられた仕事をとにかく一生懸命やる。運はそこにしかないから。」
紫陽花さんへ koji
2012/07/27 18:43
私の仕事はコマツナの収穫です
暑くても寒くても雨が降っても、ほとんど毎日です。
2、3時間座って(午前、午後の時も)
フタバを取り除きそろえて、量ってテープを巻く。
それが楽しいかと言えば考えが日々違います。
・今は野菜が高いから1束が高いからガンバロウ
・今はたくさん取れるから1束が安いからこんなこと
 馬鹿らしいな・・・
・今、野菜が品薄だから貴重なこれをたくさんの人に買ってもらえれば
いいな・・・

など、同じ仕事でも自分のモチベーションによって
楽しくもなりかったるくもなったりします。
汚れ仕事に自信がなくなったり・・・
涼しい事務所で仕事してる人達を羨ましく思ったり。

私の日々はこんな感じです。
でも、生きていくためには仕事をしなければなりません。
でも、そこから楽しみや悲しみ、苦しみ、体験から成長していくし
自分の力になる・・・自信になる・・・
今の子供たちもそうやって成長してほしいですね!

gororiku
2012/08/03 14:48
やっぱり農家のお仕事は大変ですね。
誰かが精魂込めて作ってくれた食べものは、ありがたく、残さず食べようとあらためて思いました。

>でも、そこから楽しみや悲しみ、苦しみ、体験から成長していくし
>自分の力になる・・・自信になる・・・
>今の子供たちもそうやって成長してほしいですね!
そうなんですよね。苦労は身に付く。
ボクも子どもたちに何を経験させてやるか、それをよく考えています。
いつもコメントありがとうございます。

gororikuさんへ koji
2012/08/04 06:27

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